戒厳令下にお届けする、夏のBAN祭り対策(研究編)
こちらは、「速習編」を出すための根拠になった事例をつらつらと書き綴ったものです。だらだらと長いので、暇がある方がご覧いただければと思います。ただ単に「こうしようぜ」だとその根拠は? とかいわれた時、一定の責任っぽいのは果たさないとと思っての言い訳文章だと思っていただければちょうどいいんじゃないでしょうか。
あー、で。ども、ラマPとくっさめP、じゃなかった鳥居です。てか、鳥居三三の名前でアカウントが停止した後、「じゃ、前の自分のアカウントでしばらく様子みるかー」ってやってて、ついでに懲りずにこっちでも名前編集しようとしたら「P」がアルファベットだから直せっていわれて「ラマぴーくっさめぴー」にして、通ってしまってさらに納得がいかなくなった、などいい思い出です。それで完全に納得いかなくなったわけなんですよ、当時。
それはさておき、どうも最近、ずっとBAN祭りらしいのです。7月27日にもあった大量BANですが、今回は下手にみんなつながりはじめてきたので情報があっちこっちに伝わったり、google+界隈ではちっとは名の知れた強者どもが大量に消えてしまったことで、みんな気が気じゃありません。ただ、審査申請をして2日ぐらいで戻ってくる事例も多く、「出所」する方もよく見かけます。
前置きが長くなりました。ここではBAN事例と、それに対する考察もどきをしていきます。どうせ「勘違い野郎」とはてな民から言われる程度のおっさんの解説です、適当に読み流してください。
印象深いBAN事例
リアルタイムで誰かがBANされる現場に立ち会ったことはありますか?自分が遭遇したのは8/2のこんな事例でした。
Google+夏のBAN祭りで まだ生きている人挙手ww
https://plus.google.com/107690626854317593303/posts/V6Z9dR4XBRP
生き残ってるよー、と手を挙げた直後にBAN弾を食らう、というまるで映画みたいな展開を、藤崎氏が経験します。幸い氏は当日中に復帰したようです。
このように、BANはいつ来るかわかりません。全ては運営次第です。ちなみになぜBANされたかでいうと、名前に欧米圏では普段使用しないと思われる「茶(tea)」が入っているところに物言いがついたのだと考えます。名前にふさわしいもの、ふさわしくないものの基準をアメリカ基準の定規で測って、怪しそうならBANして様子をみる、といった杜撰な運用の一端をそこに見ることができます。
記号には容赦しないGoogle先生
https://plus.google.com/u/0/115676515375527554873/posts/efxHMA13mNX
Googleプロフィールは、以前は別に名前にピリオドなどの記号が入っていてもまったく問題がなかったのにルール変更でこういう目にあう、という典型例です。運営は「別にGmailを止めるわけではないのだからいいだろう」というのですが、その基準さえいつ変えるか保障されていません。
ルールを確認しようぜ
では生存戦略いたしましょう。第一段階としてプロフィールに関係する規約を確認します。これは、画面の一番下、「コンテンツポリシー」を参照します。利用規約『ではない』点でまず引っ掛けを用意しています。
念のため、英語記載のコンテンツポリシーへのリンクも置いておきます。
User Content and Conduct Policy
http://www.google.com/intl/en/+/policy/content.html
全部読め、だなんて野暮なことはいいません。名前に関しての注意点をまとめておきます。
・他人になりすますことは禁止(架空、実在の区別を規定していないため、すべての場合において、と捉えるべき)
・スパムや偽者対策として、名前は友だち、家族、同僚から普段呼ばれているものを使用する。
たとえば、法的なフルネームが
田中太郎 で、普段は ナカ
という名前を使用している場合は、
普段使っている名前も使用できる。
次に、メニューからはきっとたどり着くことができない、特別なリンクを紹介します。
自分の名前と Google プロフィール
http://www.google.com/support/+/bin/answer.py?answer=1228271
この文面を見たことがある方は、サクった人がBANにあった時にリンクとして貼っていたものを見たか、もしくは自分自身がBANされたときにGoogleサポートから提示されるものです。この文章表現、Googleの見解も日々変わるため、上記のURLがいつまで有効かの保障もありません。
さて、ここでようやくGoogleプロフィールにおける正しいルールが出てきます。追加しましょう。
・1 つの言語でフルネーム(氏名)を使用する。
・名前で通常では使われない文字を使用しない。
たとえば、数字、記号、わかりにくい句読点は使用できないことがあります。使用していたとしても、上記を理由にGoogle運営は思いつきのようにBANをします。
・プロフィールと名前が 1 人の人物を表している(団体の名称は禁止)
同時に例外事項として
・既存のプロフィールがこれらの条件を満たしていなくても、
プロフィール名が変更されない限り、引き続き使用できることがある。
以上が「ルール」です。明示していなくとも、これを理由にBANを着実に実施するので、思わぬ「一回お休み」を喰らう羽目になるのです。
これ以上のルールはありません。
ルールがこれ以上ないので、実名を必ず使わないといけない、ということはデマということも認識してください。実名を使うなら、BANされても証明もできてすぐに復帰できしいいですよ、というだけです。
で、実名云々についてはいろいろ改めて調べたのですが、さすがに研究編といってもそっちの話を進めるのはあまりにも論題を外れるので、別エントリでそのうちやることにします。
実名っぽいのならいいんだろ!思いつかないけど! という方のために以下の2つのジェネレーターをご紹介しておきます。
疑似個人情報生成
http://hogehoge.tk/personal/generator/
[TRPG] ランダム名前ジェネレータ(日本人名)
http://g-chan.dip.jp/square/archives/2009/09/trpg_2.html
備えあればうれしいな データのバックアップ
とりあえず、データを自分のPCなどにダウンロードすることができます。
URLはこちら。
https://plus.google.com/settings/exportdata
いつものg+の画面から辿っていくには、右上のメニューから、
「Google+の設定」を選んで
Googleアカウント で表示される左のメニューから「データエクスポート」
を選択すると、辿りつけます。画面でいうとこんな感じ。
ここに関しては、とりあえずPCにバックアップはとれますよ、とだけ案内しておきます。
エキスポート(出力)はできても、それをGoogle+に直接取り込む方法は、2011年8月5日現在、確認できません。
以前はあったようなんですが。こんなのが ↓
[ITmedia]
Google+にAppleやOutlookのアドレス帳をインポートする機能
もう少しすると、在野でインポートするツールとかもできるかもしれないので、まだまだこれからの状況をみていきましょう(2011年8月6日現在)。
あの日見た君の名前をGoogleはまだ知らない
なので、事前に「この名前は別のところでも使ってますよ。別のところのこれも自分が使っているんですよ」とアピールすることでBANを回避したり、復帰の審査時に役に立つことがあるやもしれません。アピールするための設定がこちらです。
接続しているアカウント
https://plus.google.com/settings/connectedaccounts
いつものg+の画面から辿っていくには、右上のメニューから、
「Google+の設定」を選んで、「接続しているアカウント」を選んでください。ただ、違う名前やアイコンで登録しているアカウントを登録しても、あまり意味がないと思いますのでご注意を。
さて、停止中における審査時、Googleとしては大学や会社など、実際の社会であなたがどう呼ばれているかが証明できるものを出してくれたら、認めるよ的な文面を送ってきたり「いやあ、免許とかで証明できるなら、その名前(すぐにでも)認めてあげるんだけどなぁ。この際実名にしちゃいなよ」と巧みに誘導するがごときことを言ってきます。
でも今までの説明、そして経験してきた事例から、実名なんていらないことは明らかなので、「ルール」に従って名称の違反点を直し、普通に申請して待てば2日程度で停止中や審査中から開放される、はずです。
実際のBAN中に、どう審査のやり取りをするかについては、下記の方のレポートが詳しいので、そちらを見てみてください。英語でやりとりするなど、どきどきが多いとは思いますが、やることはシンプルです。
[ichitaso.]
Google+ アカウント停止(プロフィール停止)から復旧までのレポート
http://ameblo.jp/ichitaso/entry-10976018878.html
(注:最初に大きな画像がはってあり、記事は下部に隠れる形になっています。スクロールさせて記事があることを確認してください。エラーではないはずです。)
なお、何度審査を申請しても突き返される場合があります。その時は理由を尋ねる文面を添えてみましょう。意外な理由でひっかかっているかもしれません。私の場合が、まさにそうでした。
いつの日か、これらすべてが過去の笑い話で済む時が来ることを祈りつつ、さてさて、以上となります。
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